6.16.2008

Tivoli

 今日は朝から快晴。assignmentが終わっているわけではないのですが、来週以降は試験も近くなり遠出は難しいと思われましたので、思い切って世界遺産であるTivoliのVilla d'Este(エステ家の別荘)とVilla Adriana(ハドリアヌス帝の別荘)に行ってきました。
 午前9時ころにResidenceを出て、Cipro駅から地下鉄A線でTermini駅に行き、そこで地下鉄B線に乗り換えてPonte Mammolo駅で下車。そこでCotral社のバス(青いバス。via Tibrutina経由。片道2ユーロ)に乗り込みました。いわゆる路線バスですので、途中停車しながらゆっくり進みます。45分ほどでTivoliに到着しましたが、何しろアナウンスも何もないので、うっかり降りそびれて、Villa d'Esteまで少し迷ってしまいました。
 Villa d'Esteは16世紀に建設された邸宅で、噴水のある庭園が見所です。近くの川から水を引き、その水圧を利用してたくさんの噴水をつくったというのですから、当時の技術の高さがうかがわれます。Tivoliの街自体が丘の上にありますので大変見晴らしがよく、眼下には広大な田園が、そして遠くにはローマの市街地が見えました。見学の所要時間は40分程度でした。
 次に、Villa Adrianaに向かったのですが、これがひと苦労でした。バス停に時刻表がないのはRomeも同じですが、それでもRome市内であれば、さほど待たずともバスが来ます。しかし、Tivoliでは、次のバスがいったいいつくるのか分かりません。Infomazioniの女性に尋ねてみようとしましたが、なぜか泣いていて、よく分かりません(???)。40分以上待ってバスが来たので乗りましたが、今度は変なところで降ろされてしまい、Villa Adrianaまで延々歩く羽目になりました。
 苦労して向かったVilla Adrianaでしたが、着いてみると、実にのどかで広大な遺跡でした。Villa d'Esteと異なり、こちらは2世紀前半の建築。ハドリアヌス帝が、当時のローマ帝国内のさまざまな建築(例えばギリシア建築やエジプト建築など)を再現させようとしたものだそうです。Villa d'Esteより早く世界遺産に登録されているものの、ガイドブックによれば、まだ4分の3程度が土に埋もれているそうで、かえって古代を感じさせられました。見学の所要時間は1時間強でした。
 帰りは比較的スムーズで、午後4時ころにはResidenceに戻ることができました。やはり異国でのバス旅行は疲れますが、素晴らしい青空のおかげで、とてもよい気分転換になりました。また来週から気を引き締めて頑張りたいと思います。
 
Villa d'Esteのオルガン噴水

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